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2019年秋冬シーズンのジョゼフ オムはいつにも増してレザーウェアが充実している。
その魅力はもはやレザーとは思えないほど軽くしなやかな着心地。
そこには「素材の開発もデザインの一部」という
ジョゼフ オムの変わらないフィロソフィーが息づいているのだ。

まるでシャツや力ットソーのように軽い着心地が味わえる厚さ0.4mmのラムスキン。見た目も軽快でスタイリッシュ。おもにジャケットやブルゾンなどに使用される。一方、厚さ0.7mmのラムスキンは革の男らしい存在感が増すため、ダブルライダーズやコーチジャケットなどにしっくりくる。0.7mm厚とはいえ、着心地はレザーにしてはかなり軽く、しなやか。

1984年にジョゼフ・エテッドギーによって口ンドンで設立されたファッションブランド、ジョゼフ。その名を世界に知らしめたのはパンツだったが、レザーウェアもまた多くのファンを魅了してきた看板アイテムのひとつ。秋冬シーズンには必ずレザーウェアがラインナップされ、夏のうちに完売するモデルも少なくない。

こと2019年秋冬コレクションはその充実度に目を瞠る。注目すべきは例年よりも倍増した型数だけではない。今までレザーに対して抱いていたイメージを覆すほど着心地が軽く、柔らかいことも特筆すべきポイントだ。

その秘密は「革」にある。メインで使用するのはメゾンブランドにも革を供給するイタリアの老舗タンナーがジョゼフ オムのためにプロデュースしたラムスキン。イタリアの伝統的ななめし技術で仕上げられた革は薄手でしなやか。さらに顔料が塗られていないため、革本来の風合いと味のある経年変化が楽しめる。なかでも今シーズンのジョゼフ オムが用いるのは厚さが0.4mmと0.7mmという特に薄手のものである。

ただ、こうしたレザーを使うことは容易な作業ではない。革を薄くすると、当然、ウェアとしての強度が落ちてしまう。それに顔料を使わないと、原皮についていたキズが目立ってしまう、というデメリットがある。その点、ジョゼフ オムが使用するラムスキンは、薄手ながら十分な強度を持つものが選別されている。さらにダメージが少ない部分だけが選ばれているため、キズもほとんど目立たない。ジョゼフ オムのラムスキンがいかに厳選された質の高いものであるかは、このレザーがはっきりと証明する。

上質な革の醍醐味を堪能しつつ、ストレスフリーの着心地を味わえる。そしてこのブランドらしいベーシックなデザインも革の持ち味をいっそう際立たせる。一度でも袖を通せば、ジョゼフ オムのレザーウェアが不変の人気を誇る理由がはっきりわかるだろう。 

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