VISIT TO THE PLACE OF PRODUCTION

2014.12.16

さて、第三回をむかえた日本の産地見学。今回は「糸」にフォーカスしてご紹介します。

私たちの身の回りの衣料品のほとんどが、繊維を加工した糸によって出来ています。
その糸は、収穫されたコットンボール(綿花)の繊維を引き伸ばし、撚り合わせる「紡績」という工程
によって作られます。糸が実際にどのようにして作られるのか、興味ありませんか?

糸の紡績を研究するために、愛知県のトヨタ産業技術記念館へ行ってきました。
有名な世界のトヨタ自動車は、元は繊維機械の会社だったというのは、あまり知られていない
かもしれませんね。

トヨタ産業技術記念館では、人力織機から動力織機、自動織機、そしてコンピュータ制御が
用いられた最新の織機までの織機技術の移り変わりを展示で見ることができます。
実際に本物の織機を動かして、布のできあがる工程を段階的に見ることもできる施設です。

では早速、トヨタ機械による糸作りの工程をご紹介しましょう。

20141216_1.JPGのサムネール画像

まずは、空気の洗濯機で綿のごみを取り除きます。

20141216_2.JPGのサムネール画像

そして、ラップ状に巻き取ります。

20141216_3.JPGのサムネール画像

板状の綿を少しずつ引き伸ばしてゆきます。

20141216_4.JPGのサムネール画像

さらに繊維の方向を一方にそろえながら引き伸ばして
ソフトクリームのような綿の束にします。これをスライバーと言います。
フワフワですが、この状態では引っ張るとすぐに切れてしまいます。

20141216_5.JPGのサムネール画像

そして、さらに引き伸ばしながら今度は捻りを加えてゆきます。
捻ることで綿の束は何百倍も強くなるそうです。

20141216_6.JPGのサムネール画像

さらに伸ばしながら1分間に何万回も捻って出来上がった糸を巻き取り紡績完了です。

20141216_7.JPGのサムネール画像

一本の糸を作るにもこれだけの工程があることを考えると、
洋服が完成するまでにどれだけ手間がかかるのか気が遠くなりそうですね。

次回は糸から生地になるまでの工程を調べに行ってこようと思いますので、
どうぞお楽しみに!