Visit to the place of production

2014.05.30

今回はファッション社会科見学として、ネクタイ生地の生産工場を視察してきました。

都内から高速で2時間、富士山北麓には澄んだ水があり、自然も豊かという事で古くから養蚕が盛んな地域なのだそうです。



そんな産地を代表する創業100年の歴史を持った老舗織物メーカーにお邪魔してきました。

四代目率いる若き3兄弟で切り盛りされるそのメーカーは、海外の展示会にも参加するような活気に溢れた会社でした。実際、エディ・スリマンやLVブランドにもセレクトされた事があるそうです。

これはメーカーにとって一番の財産といえる、半世紀もの間蓄積されたネクタイ生地のアーカイブコレクション。



とても綺麗に製本された大変貴重な資料です。インスピレーションを求めてこの資料を見学に来る日本のデザイナーもたくさんいるそうです。この棚だけでも大変な量!と思いきや、奥の部屋には巨大キャビネットが5列、中にはファイルがびっしりと収まっていました。ただただ圧巻です。



さすが創業100年、歴史が違います。

こちらは最新コンピューターで柄を作っている様子です。



生地を表す画面のマス目に織り上がりをイメージしながら一目一目選択していく、センスと根気のいる職人仕事です。昔は紙とペンで行っていたそうで、考えただけで気が遠くなりますね。

出来上がったデータを機械に送っていよいよ織り始めです。



極細のシルクを1000本以上たてに張った間によこ糸を一本づつ打ち込むことで美しいシルクのネクタイ生地が織りあがっていきます。こちらのメーカーは、きめの細かさにこだわっているので一日20メートルも織れないのだそうです。

今回、日本にもまだまだ世界に誇れる物づくりが息づいている事を目のあたりにして、なんだかとても嬉しい気持ちでいっぱいになりました。